「仕方なく」百姓やってます

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zoom RSS 自給自足に向いてる人、向いてない人

<<   作成日時 : 2018/01/25 00:27   >>

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ウィキペディアによりますと、自給自足とは、
「生活に必要な物資をすべて、自ら手に入れる生活の方。食料や衣料、住居などを、自分自身で生産または製作して生活すること」だ、そうです。
でも、今の日本では、完全に自給自足の生活をすることは、まず不可能です。
特に衣料などの面では、100%自給しようと思えば、蚕を飼ったり羊を飼ったりして、糸を紡ぐところから始めなければなりません。とてもとても不可能ですよね。
それに、穀物や野菜を自給するにしても、その道具であるクワやカマはお金を出して買わなければなりません。自分で掘っ立て小屋を建てるにしても、ノコギリや釘やトンカチはお店で買うことになります。
それにどんなに山奥にいようと、固定資産税はバッチリと取られますからね。
ですから、上記のウィキペディアの定義の「すべて」のところを「なるべく、出来るだけ」と置き換えて読んでみれば、まあまあ頷けるのではないかと思います。
要するに自給自足とは、「人様の作ったモノやサービスを、お金を払って享受することではなく、出来るだけ自分の頭で考え工夫して、自分の力で必要なものを調達して生活する」ということなのではないかと思います。
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さて、一口に自給自足と言っても、誰でもかれでも、そう簡単に出来るものではありません。
人間には向き不向きというものがあります。
そこで本日は、私なりに、一体どういう人が自給自足生活に向いているのだろうかと、ちょっと考えてみました。
まず第一はこんな人です。

〇何をやらせても中途半端で駄目な人

色々なことに興味を持ってやってみたくなり、チョコチョコと手を出してみたがる人がよくいますよね。
何をやってもソコソコには出来るのですが、何となく中途半端で終わってしまい、やり遂げたというところまではいかない人。
こういう人は「器用貧乏」と言われます。

現代の日本には、何万、何十万という種類の職業があります。そしてそれぞれに、その道のスペシャリストという人がいます。
野球選手は、年がら年中野球ばかりをやっています。散髪屋さんは、毎日毎日人の頭を刈るのが仕事です。菓子職人は、来る日も来る日もお菓子ばかりをつくり続けます。
今の日本では、こういった何か一芸に秀でた人が、達人とか巧とか言われて、もてはやされ尊敬されます。
この道一筋30年! とか50年! とか、道を究めた人は、「黄綬褒章」とか「国民栄誉賞」などの名誉ある賞を天皇陛下から頂けることもあります。
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一方で、「器用貧乏」といわれる人は、「結局は何をやってもダメな奴」という烙印を押され、世間様からは軽蔑の眼差しで見られます。
でも、自給自足生活には、こういった人こそ一番向いているのではないかと思います。
自給自足生活では、まず「農業者」としてのスキルが問われます。穀物や野菜を生産しない自給自足なんてありえませんから、これは絶対必要条件です。
「左官」や「大工」の技術。これも家の補修や増築には必要です。倉庫や、ニワトリ小屋を建てる時にもなければ困りますよね。
それから、ちょっとした機械や電気製品の修理なども、自分でやらなければなりません。いちいち金を払って、修理屋さんを頼んでいるようでは、自給自足の精神に悖ります。
あと、調理や保存食作りのスキルも必要です。せっかく野菜や穀物を作っても、腐らせてしまったのでは何にもなりません。

とにかく、生活に必要なもののほとんどを、自分の手で作り出さなければならないのですから、オールマイティーな、何でも器用にできる人間でなければならないのです。
勿論、すべて自分で食べたり使ったりするものなのですから、完璧な仕上がりでなくても、ソコソコ出来ていればよいわけです。
と、いう訳で、「何をやらせても中途半端で駄目な人」というのが、案外、自給自足には向いているのではないかと思うのです。
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さて、次に向いているのは、

〇協調性のあまりない人

小学校とかでよくやる「長縄跳び」や「組体操」。こういった競技には、チームワークというものがもっとも大切なことです。
「いいですか、皆さーん! 心を一つにして、みんなで一丸となって頑張りましょう!」などと、女の先生が目を輝かせて、声を張り上げています。子供たちの目もキラキラと輝いています。感動的な光景ですよね。
会社などでも、同じようなことをやっています。
「諸君! 目標達成のために、社員一同、チームワークで、火だるまになって戦うぞ!!」
とか言って、リーダーらしき男が、「エイ、エイ、オー!!」と、雄たけびを上げています。「オーッ!!」と、一緒になって拳を振り上げているものが大半ですが、中には、
「何だかなあ…」と、いった感じで、妙に白けたムードになっているものもいたりします。
そういった、ひねくれた根性の人間というのは、集団の中には、必ず一人や二人はいるものです。そして、そういう人は、「協調性のない奴」といわれて、リーダーや仲間たちから嫌われます。

でも、裏を返せば、そういう人は、ちゃんとした自分の信念を持っている人なのです。簡単に付和雷同して、リーダーの言いなりにはならない人なのです。
薄っぺらい連帯感のようなものに惑わされることなく、ちゃんと自分の見識で、行動できる人ではないでしょうか。自給自足生活では、誰も「頑張ろう、エイ、エイ、オー!」なんて言ってくれません。
導いてくれる仲間なんていません。
自分の頭で考え、自分の足で、たった一人で歩いてゆく力が必要なのです。
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世の中には二種類の人間がいるそうです。「組織の中では生きていけない人間」と、「組織の中でしか生きていけない人間」です。
前者は自給自足に向いている人、後者は向いてない人です。
「エイ、エイ、オー」などと叫んでいる、リーダーのような人間が後者です。こういう人は上司の命令はよく聞いて、それなりに頑張りますので、会社での受けは結構いいのです。出世もそこそこ出来ます。
でも、いざ、定年退職とかで会社を辞めて一人にされると、何もできない人間になってしまうのです。自分の頭で考えて物事を決められないし、命令してくれる人もいないから、何を、どう行動してよいか分からなくなってしまうのです。
ぬれ落ち葉のように奥さんの後ろをついて歩いたり、用もないのにデパ地下の食品売り場をうろうろしているような爺さんは、大体この手の人たちなのです。
こういう人は、絶対自給自足生活なんて出来ません。

〇自己顕示欲が異様に強いくせに、意外と引っ込み思案

前述した「協調性のない人」とも共通するところです。
「俺が俺が」と、常に自分というものを前面に押し出し、自分が主役でなければ気が済まない性格ですから、目立たないその他大勢の一人になることを嫌います。そして、人に命令や指図をされることが大嫌い。
それなら、自分がリーダーとなって、命令する立場になればよいようなものですが、意外とウジウジと引っ込み思案なものですから、そこまでの積極性はありません。
でも主役になりたいんですね。困ったものですよね。こういった人間が、組織としては一番扱いにくいのです。
こういう人は、さっさと会社を飛び出して、誰にも邪魔されずに、自分の好きなように、一人で生きていくしかありません。
もう山の奥にでも引っ込んで、自給自足生活しかないですよね。
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〇女にもてない、友達いない

もしあなたが、あなたの彼女に、自給自足生活のすばらしさを得々と説明してあげたとしても、多分彼女は、
「ああ本当。うんうん、分かる分かる。そういう生き方って素晴らしいわ!」
とは言ってくれると思いますが、
じゃ、一緒について来てくれるかというと、絶対、彼女はついては来ませんね。
だって、何もない、クソ面白くもない山の中の暮らしより、お金さえ払えば、欲しいものが何でも手に入る華やかな都会で、面白おかしく暮らす方が、よっぽど楽しいに決まっているからです。
あなたの友達だってそうです。
「君を尊敬するよ。なかなか出来ることではない。いやあ、僕にはできない。頑張れよ、応援する!」
などと、言ってはくれますが、一人去り、二人去り、いつの間にかあなたの周りから、友達はいなくなってしまうでしょう。
誰も頼るものはいません。あなたはたった一人で山の中の暮らしを始めなければなりません。
大体、自給自足生活などというものは、みんなで仲良くつるんで、明るく楽しく始めるものではありません。もっとも、共同体のようなものを作って、そういう生活をしている人たちもいるにはいますが、ごく少数派です。
大抵のひとは、たった一人で、山の中の部落に移り住んで、自分の信念だけを頼りに、黙々と畑を耕し、誰とも話をすることなく、一年でも二年でも、孤独に耐えてゆける、強靭な精神力を持った人たちなのです。


私の女房は、どこへも出かけず、3日も一人で家の中にいますと、気が狂いそうになるのだそうです。
人恋しくなって、誰かと話がしたくなるというより、孤独に耐えられなくなるんでしょうね。
まあ、女房などには、絶対自給自足生活なんかできません。

さて、長々と書いてきましたが、皆さんの中では、どれか一つぐらい、当てはまることはありますか?
3つ以上当てはまる項目があれば、あなたは十分自給自足生活者になれる素質がありますよ!


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
毎度、楽しく読ませてもらっています。
分析・言語化ということを私もよくするタイプですので、興味深い記事ネタでした。
漂流オヤジさんの分析ですと、私は「自給自足」にぴったりな奴です(笑)
ただ私が非常に引っかかりますのが、協調性もなく、自己顕示欲が非常に強い(我の出し方のポイントがハチャメチャで、業務上ディスターブになっている)くせに引っ込み思案なのに、組織にしがみついている人って結構いらっしゃいますよね。えーもう、組織の中で「人材」ではなく「人罪」という方で、真っ先にリストラリストに入るような…
「えいえい、おー」のやる気のある組織人や、俺は組織なってうぜーよ、俺一人で稼いでやらぁと一人社長するか、俺は社会的不適合者だー、だから自給自足するしかないんじゃーというふうに、自己分析の結果の方向性なら格好いいと思うのですね。
己は組織では生きていけないのか、組織でしか生きていけないのか、自己分析を全くせず何がしたいのかわからない人は、甚だ格好悪いと思うのです。
うり坊
2018/01/29 07:07
書いたものを読み返してみて、何だ、こりゃ全部自分のことじゃないかと、苦笑いしてしまいました。
何も出来ない、何も考えないくせに、やたらと偉そうな人。組織の中でも、みんなに嫌われている、ホントのダメ人間なんだけど、自分じゃそれに気づいてない。
結構いますよね、そういう人。
まあ、論外です。あまり付き合いたくないですな。
漂流
2018/01/29 18:36
私、結構世渡り上手でしたよ。出世はしませんでしたが。
で、人間相手が面倒になって田んぼを相手にするようになったんです。でも、「俺が」っていう感じの人は避けてまあ楽しくやってますよ。
中途半端にできる人が年取ってから役に立つんじゃないでしょうか。
ジャッキー
2018/01/30 13:05
ジャッキーさん。
会社にいる時は、人と合わせていくのに、結構ストレスがたまりましたね。
田んぼや畑で働いて、時々、DIYなんかして、好きなことをやってる今が一番充実しています。
漂流
2018/01/30 21:31

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